大分財務事務所は二十八日、二〇〇八年十―十二月(一部・九―十一月)の県内経済情勢を「悪化している」と発表。「緩やかな回復」(〇八年一月)→「足踏み状態」(四、七月)→「弱含み」(十月)とした下方修正をさらに進めた。ITバブル崩壊時(〇二年一月)の「停滞した厳しい状況」より一段と悪いとみている。
▽個人消費 大型小売店の販売額は衣料品が低調なことから前年割れ。新車販売やレジャー・観光施設の入場者、ホテル宿泊者は前年を下回っているが、国内旅行は好調。
▽住宅建設 新設着工戸数は貸家と分譲の増加で前年を上回っている。
▽設備投資 〇八年度通期計画は全産業で前年度を大幅に下回っている。
▽公共事業 〇八年度の請負金額累計は前年度比4・8%減。
▽生産活動 精密機械は医療用機械器具の需要増から堅調に推移しているが、情報通信機械や化学、鉄鋼、電子部品などは需要減少や市況悪化から急激に生産水準を引き下げている。
▽雇用情勢 有効求人倍率は大幅に低下。多くの業種で新規求人が前年を下回る一方、新規求職は前年を上回っている。
▽企業利益 〇八年度下期実績見込みは全産業で減益。通期も減益。
▽企業倒産 件数、負債額とも前年を下回っている。
▽消費者物価 大分市の消費者物価は生鮮食品を除く食料などの上昇から前年を上回っている。
【総括】古閑健一所長は「先行きも当面は厳しい。しかし、年始セールが好調で、円高を売り上げ増のチャンスととらえる企業もある。景気回復策と相まって内需拡大につながればと考えている」と話した。
[PR]セントラル短資FX
※無断転載を禁じます。 当ホームページに掲載の記事、写真等の著作権は大分合同新聞社または、情報提供した各新聞社に帰属します。
Copyright (c) 2008 OITA GODO SHIMBUNSHA