大分市青崎の南日本造船大在工場で、建造中の船に架けたタラップが落下して作業員二十六人が死傷した労災事故で、県警は、業務上過失致死傷容疑で二十九日に同工場を家宅捜索する方針を固めた。(21面に関連記事)
事故では、初めて使用するタラップの強度検査をせず、タラップに乗れる人数制限もしていなかったことなど、同社のずさんな安全管理が表面化。県警は、多数の死傷者を出した事故の重大性も踏まえ、家宅捜索によって関係資料を押収、実態を把握する必要があると判断した。
事故は二十三日午前に発生。タラップを渡っていた二人が死亡、二十四人が重軽傷を負った。県警や大分労働局は、タラップ先端のL字型フックを固定していたボルト(直径約二センチ)四本が、重さに耐えきれずに折れたのが落下原因とほぼ断定。ボルトの材質や強度を詳しく調べるとともに、当時、何人がタラップに乗っていたかなど、同社関係者らから事情を聴いている。
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