
地域循環型の社会を目指す九重町がバイオマスタウン構想の全体像を公開
九重町は家畜の排せつ物や製材所の残材などを資源として有効利用し、地域循環型の社会を目指す「町バイオマスタウン構想」の素案をまとめた。町のホームページや公民館などで公開しており、町民の意向を反映させるパブリックコメントを募集している。二月二十日まで。
バイオマスとは家畜のふん尿や生ごみ、間伐材など動植物由来の有機物質を指す。燃やしても空気中のCO2を増加させないとされ、堆(たい)肥(ひ)やバイオガスとして使用することで地球温暖化防止などへの効果が期待されている。
町は昨年七月に有識者や事業所、住民らで「町バイオマス構想策定委員会」を組織して構想の策定に取り組んできた。
町のバイオマス排出量と利用率は廃棄物系バイオマス(家畜排せつ物や生ごみ、焼酎かす、製材所残材など)が年間約七万五千トンのうち約90%、未利用系バイオマス(稲わらやもみ殻、林地残材など)は同約一万九千トンのうち約33%となっている。
素案では、バイオマス変換施設を建設。最も高い割合を占める年間約五万五千トンの家畜排せつ物や同二千トンの生ごみは町内菅原の地熱地帯を利用してバイオガスに変換する。
ほかに、同約一万八千八百トンの残材は木質ペレット、稲わらやもみ殻、焼酎かすは飼料や堆肥、ガスに変えて活用。廃棄物系で94・6%、未利用系で40%以上の利用率を目標にしている。
また、将来的には施設で生産したガスなどを町内外に供給、販売することも目指す。
町企画調整課は「皆さんからの意見を広く募り、構想の策定に取り入れていきたい」と積極的な参加を呼び掛けている。
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