県教委は二十七日、二〇〇九年度市町村立小中学校の校長、教頭採用候補者選考試験の結果を発表した。汚職事件を教訓に選考過程の透明性を確保するために取った措置で、三月の定期人事異動に先立つ形で発表するのは初めて。受験者本人には二十六日に合否を郵送で伝えた。
合格者は二年間、採用候補者名簿に登載。今後、名簿の中から地域や学校の特性を考慮して校長、教頭に採用していく。
県教委教育人事課は「選考と人事を切り離し、選考の公平さを確保した。今後の異動作業の中で、学校ごとに適材を任用したい」としている。
校長は七十人が合格し、平均年齢は五三・一歳。教頭は七十四人が合格し、平均年齢は四九・二歳。平均年齢はいずれもこれまでで最も低くなった。
〇九年度試験では、願書を提出する際の校長、市町村教育長、県教育事務所長の推薦を廃止。県人事委員会と共同で試験を実施した。県教委は、汚職を受けた試験制度の見直しが若い人の受験意欲を刺激した―と分析。合格者の平均年齢が下がったことについては「意欲、能力のある人が公正な条件で試験を受けられることを保障したからでは」(教育人事課)とみている。
校長は今年四月一日現在での年齢が四十八歳以上、教頭は四十五歳以上の場合、受験できる。今回初めて、校長には四十八歳と四十九歳が一人ずつ合格。教頭には四十五歳が二人合格した。
受験者数は校長三百十一人、教頭五百二人。いずれも過去最多だった。
[PR]セントラル短資FX
※無断転載を禁じます。 当ホームページに掲載の記事、写真等の著作権は大分合同新聞社または、情報提供した各新聞社に帰属します。
Copyright (c) 2008 OITA GODO SHIMBUNSHA