
先進事例を聞く参加者
中山間地域を中心にイノシシやシカによる農作物被害が深刻化する中、「地域で取り組む鳥獣害対策研修会」が、宇佐市の宇佐文化会館であった。
北部地区食料・農業・農村振興協議会の主催。先進事例などを紹介することで被害の軽減や資源の有効活用を図るのが目的で宇佐、中津、豊後高田の各市から農業者や行政、農業団体の関係者ら約二百人が参加した。
事例発表では、宇佐市院内町の羽馬礼集落協定(衛藤正明代表)が二〇〇〇年から始めた集落を丸ごと囲む鉄線柵(総延長五キロ)設置の取り組みを説明。「それまでの被害を約八割抑えることができ、農作物の収量を安定させられた」などと効果を挙げた。
同町の大重見集落協定も集落での取り組みを紹介したほか、シカ・イノシシの効果的な捕獲方法や、「イノシシ肉を活用した地域活性化の取り組み」(長崎県江迎町)と題した講演もあった。
県北部(宇佐、中津、豊後高田の各市)管内の昨年度の鳥獣被害額は約八千六百万円。対策の効果で減少傾向にあるという。
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