
今年も高値に期待。乾シイタケの出来を確かめる商社の担当者
県椎茸農協(井上良司組合長)の今年初の乾シイタケ入札会が二十日、大分市春日浦の同農協乾椎茸流通センターで開かれた。一キロ当たりの平均単価は四千四百円。昨年の初入札会(五千二百十一円)より下がったが、過去十年では二番目に高い単価。ことしも高値期待へ好調なスタートを切った。
最初に式典があり、井上組合長らが「昨年は全国乾椎茸品評会で団体十連覇を達成した。名実ともに日本一の産地として、高品質で収穫量の確保に努めていこう」とあいさつした。
初入札会には商社三十二社が参加した。九百七十九ケース(約十六トン)が出品され、高値は一万五千円、安値は千三百円だった。市況はもちあい。商社の担当者は「品質レベルは平年並み。ことしも大分の乾シイタケは期待できる」と話し、出来をチェックしていた。
近年、中国産食品に偽装などの問題が頻発。乾シイタケでも国産回帰が進んだ。県産乾シイタケの監査・認証に当たる「大分乾しいたけトレーサビリティ協議会」は「安全・安心を求める消費者は着実に増えている」と話す。
ここ一、二年、気象条件に恵まれ、高品質となったこともあり、一昨年秋から昨年秋までは五千円を超える高単価を連発。年末に向けてやや値下がりしたが、それでも四千円台を維持した。関係者は「昨年は消費者離れの傾向が見られたこともあった。(円滑な流通を考慮すれば)今ぐらいの価格が生産者、商社双方に適当ではないか」と話す。
好況を受け、本年度は組合の新規加入者数と脱退者数が逆転。一九八四年以来となる六十七人の純増を記録した。
県椎茸農協は「組合員が打つ種コマ数も増加している。景気悪化の影響が心配されるが、高品質のものを作り、大分シイタケをさらに売り込んでいきたい」と話している。
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