
「生徒の負担を軽減したい」と話す衛藤同窓会長(前列左)と大畑校長(同右)
連携型中高一貫教育を推進している県立安心院高校(大畑雅英校長、三百十三人)の同窓会(衛藤博幸会長)は二〇〇九年度から、遠距離通学の一年生に年間十万円を支給する「通学奨学金」を創設する。旧宇佐市内や杵築市山香町など、安心院、院内両町外から通う生徒が対象。高校独自の通学奨学金制度は珍しく、「(進学先に)安心院高校を選んでくれた生徒の負担を軽減したい」としている。
現在の在校生のうち連携中学校(安心院、院内中)以外の中学を卒業し、遠距離通学をしている生徒は8・6%(二十七人)。バス通学は費用やアクセス、便数などで問題があるため多くが親の送り迎えや、ミニバイク通学をしているという。
同校は県教委の後期高校再編計画で当面の存続が決まっているが、連携中の卒業生だけでは新年度の募集定員(百二十人)を下回る見込み。将来の学校存続に向け「定員数の確保は不可欠」と、奨学金創設を決めた。
支給は一年生の間だけ。入学後に行う二回の基礎学力試験で上位六十番以内という条件がある。返還の義務はない。
衛藤会長は「子どもたちの夢の実現を応援したいという地域の気持ちを感じてもらえれば」。大畑校長は「小中高連携や新教科創設など新しい学校づくりを目指す中、多様な生徒を集める方策になれば」と話している。
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