
日出町が取り組んでいる日出小学校前の町道の整備
日出町中心部にある暘谷城跡周辺の整備が新年度から本格化する。事業はJR暘谷駅周辺を含めた中心市街地の活性化を目的に町が二〇〇六年度から取り組んでいる。本年度中に駅周辺の道路整備が一段落。新年度からは暘谷城跡周辺で、古い町並みを生かした道路や観光交流拠点施設の整備が始まる。
事業は一〇年度までかけて、町中心部のJR暘谷駅周辺と暘谷城跡周辺の二つのエリアの一体的な整備を実施する。事業費は約五億七千六百万円で、国の町づくり交付金事業を活用している。
これまでに、日出高校跡地周辺の町道暘谷駅北口線の整備(事業費約二億円)が一部の歩道を残してほぼ完了した。
現在は暘谷城跡の日出小学校前の町道(約三百メートル)で、町並みに合った歩道や緑地の整備を進めている。今後、電線の地中化や舗装をする。
老舗料亭「的山荘」前の町道(百七十五メートル)も古い町並みに合わせた舗装にし直す。
また、同小学校前の町有地には観光交流の拠点となる「暘谷城二の丸館(やかた)」(仮称)を建設し、特産品の販売所や駐車場、交流広場、トイレなどを整備。かつては城内に建てられていて、町教委が保管している「裏門櫓(やぐら)」も移設する。
さらに、町内の民家に移している全国的にも珍しい四隅を欠く「鬼門櫓」を万里図書館の敷地内に再移設する計画。
町はこの地区の町並みに合わせた整備を官民一体となって進めるため、昨年十二月議会で「暘谷城跡周辺景観保全条例」を制定した。
観光交流拠点の整備を担当する町商工観光課は「貴重な文化財を活用しながら、将来にわたって町の顔となるような整備をしていきたい」と話している。
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