
小倉百人一首競技かるたのクイーン位決定戦で5連覇し、永世クイーンとなった楠木早紀さん
最年少、19歳 西郷さんは史上初11連覇
小倉百人一首競技かるたの日本一を懸けた「第五十五期名人位・第五十三期クイーン位決定戦」が十日、巻頭歌を詠んだ天智天皇を祭る近江神宮(大津市)で開かれ、名人位戦は東京都葛飾区の会社員西郷直樹さん(30)=大分市出身=が史上初の十一連覇を成し遂げた。女子は京都市の立命館大一年楠木早紀さん(19)=中津市出身=が五連覇を果たし、最年少で三人目の永世クイーンとなった。
クイーン位戦は二勝すれば勝ち。二〇〇五年に最年少クイーンになった楠木さんは、一、二回戦とも挑戦者の東京都葛飾区の主婦池上三千代さん(36)が札に触れられないほどのスピードで圧倒。クイーン位戦無敗の十連勝で五連覇を飾った。
楠木さんは「永世クイーンとして見本となる振る舞いができるようにしたい。ほんとうにほっとしている」と満面の笑みだった。
先に三勝すれば勝ちの名人位戦は、大阪府箕面市の大阪大四年岸田諭さん(21)との対戦。西郷さんは一回戦を四枚差で落としたが、その後調子を取り戻し三連勝。名人の貫禄(かんろく)を見せつけた。
西郷さんは「家族だけでなく会社の人たちが注目し『頑張れ』と声を掛けてくれた。それが苦しい時に力になった」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。
全日本かるた協会が主催。挑戦者の岸田さんと池上さんはともに決定戦初出場で、全国の四段以上のそれぞれ九十二人と五十六人の争いを勝ち抜いた。
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