
年越しそば用の製めん作業に追われる長田崇司店長=30日午前、大分市日吉町の「元禄うどん」
正月を目前に控えた三十日、県内は迎春準備が大詰めを迎えた。百貨店やスーパーはおせち料理の食材を買い求める人でにぎわい、年越しそばの製めん作業もピーク。生花店には新年を華やかに演出する花が並んだ。
●年越しそばで1年を振り返って
大分市日吉町のうどん・そば専門店「元禄うどん」では年越しそば作りに追われた。
長田崇司店長(32)が生地作りから製めんまで担当。開店後は調理場に立つため、作業は午前四時に始まった。製めん機から次々と切り出される生そばを丁寧にトレーに並べながら「この日(三十日)に年越しそばのめんをすべて作ってしまうので、一年の中で特に忙しい」。午前十一時の開店までに予約や来店客用の五百食分を作り上げた。
三十一日も早朝から予約を受けたそばの袋詰め作業。長田店長は「年越しそばを食べながら一年を振り返ってほしい」と話した。
●おせちがズラリ、未調理品も好調
大分市のトキハ本店では、おせち料理やつきたてのもちなど正月の食品を買い求める人でにぎわった。
地下一階には、数の子、ブリの照り焼き、くりきんとん、年越しそばなど約三百種類の正月用食品がずらりと並び、多くの客で活気づいた。三十一日は刺し身、すしといった生鮮食品や少人数のオードブル料理も追加するという。
調理していない食材の売れ行きも好調で、食品商品課は「外出を控え、自宅で手作りのおせち料理を食べながらのんびり過ごそう、という家庭が増えているようです」と話している。
●先祖への感謝を込めて生花購入
大分市長浜町の野田麗花園本店には、正月用の花を買い求める客が次々と訪れた。
松や洋ランの切り花などを買った麻生志津さん(65)=同市大手町=は、「墓前に供える花です。先祖への感謝の気持ちを込め、きれいなものを選びました」とにっこり。
近年はナンテンなどの縁起物のほか、シクラメン、スイートピーなども人気という。「若者を中心に明るい色の花がよく売れる。不況だが、客一人当たりの購入額は昨年より高い。家庭を明るくしようとしているのでしょう」と同店。
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