
真鍋公博課長(右)が、職を失った非正規労働者の男性に説明し、家族分を含めて支給=26日夜、杵築市内
杵築市は二十六日夕、人員削減で職を失った市内の非正規労働者の家族四人に再就職活動支援金を渡した。市は市内外から寄せられる寄付金を同支援金として活用することを二十二日に決めたばかりで、この家族が支給第一号。
支給を受けたのは、今月二十四日から市の宿泊施設「横岳荘」で生活している家族。市商工観光課の真鍋公博課長が世帯主の男性(37)に「一人に五千円の支援金を支給することになりました」と現金二万円を手渡した。また、「家族の支援に」と市民らから市に託された食料品や寄付金、激励の手紙も渡した。
男性は「支援金や寄付金などの善意は大変ありがたいが、同時に申し訳なく、心苦しさも感じる」と複雑な心境を吐露。妻は「困っている人はたくさんいるはず。今後も食料品などが寄せられたら、苦労している人に分けてほしい」と話した。
男性は勤務していた請負会社から退職を求められ、十一月に職と住居を失った。生活に困窮して市の緊急相談窓口に助けを求め、横岳荘の利用(無料)を勧められた。
同支援金は、緊急相談窓口を通じて短期雇用が決まった人などに現金を支給して再就職時の生活を支援する制度。男性は二十五日から、近くの農家に七草のパック詰め作業に通っていて、支給規定を満たした。
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