
野上中学校の玄関前で、登校する生徒をあいさつで迎えるおやじの会のメンバーや生徒会のメンバー
九重町野上の野上中学校(石井慶史校長・顔写真右、七十二人)が地域一丸となってあいさつ運動を展開し、目標に掲げていた「あいさつ百万回」を達成した。
あいさつ運動は二〇〇六年四月、着任したばかりの石井校長が、当時、乱れていた校内の風紀を正すきっかけとして始めた。生徒の自主性に任せようと、回数は自己申告制。一人当たり一万三千回以上という気の遠くなる数字に向かい、記録を積み上げていった。
同校の取り組みは、学校通信や生徒と保護者の会話などから広がりをみせ、地域に浸透。「子どもたちのあいさつが気持ち良い」などと通学路沿いの住民らから手紙が届くようになった。
ことしに入ってからは、生徒の父親でつくる野上中学校PTA「おやじの会」(佐藤宰会長)が毎週火曜日の早朝、学校に集まり、運動を手伝うように。同会のメンバーは「以前に比べ、生徒の表情がやわらかくなった」と口をそろえ、運動の効果を実感しているという。
達成の時が近づき、十一月からはカウントダウンを開始。十二月一日に百万回を超え、十五日の同校文化祭の中で、達成記念セレモニーを開いた。
石井校長は「一人一人の頑張りが実った。あいさつを核に地域がまとまったことがうれしい」。吉武瑞貴生徒会長(13)=顔写真左=は「あいさつが野上中の伝統になった。今後も長く続けたい」と話した。
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