【衆院選先送り】
A 国政は九月の麻生内閣の発足後に衆院解散・総選挙が確実視されたが、世界的な金融危機を背景に先送りされた。県内の出馬予定者は選挙態勢で走りだしていたから急ブレーキを踏まれた気分だろう。
C 麻生太郎首相が解散を見送った要因に自民党本部独自の情勢調査の結果が挙げられたが、県内の三小選挙区の結果も厳しかったとの観測も流れた。各陣営とも与党への逆風を実感しているから、仕切り直しにほっとしている面もある。
D 自公の選挙協力は自民党の古賀誠選対委員長の協力見直し発言の影響が気掛かり。自民党県連の衛藤征士郎会長は早速“火消し”のおわびのメッセージを発したけど、どうなるかな。
B 民主、社民両党は2、3区で互いの出馬予定者を推薦して秋口に選挙態勢ができていたんだけどね。
E 両党の支援組織を束ねる連合大分も三選挙区で早々と推薦を決めた。昨年の参院選で労組員の支援が割れたから、「今度こそ一枚岩で」との思いは強い。
B しこりが消えたとは思えない。名ばかりの共闘にならなければいいが。
C 衆院の任期は来年九月。合併新市の市長選、市議選も多いから、来年は選挙の年になる。有権者もしっかり責任を果たそう。
【県議会改革】
A 県議会改革の目玉として、六月定例会から一般質問に一問一答が導入された。論議は変わったかな。
C 傍聴者が眠くなるようなやりとりが多い一括方式と比べると、確かに分かりやすくなった。でもまだ丁々発止とはいかないな。
E 提案を交えながら持論を展開する議員もいた。県民の県政への関心を高めるためにも論戦は重要だ。さらに一歩踏み込んで議論する姿勢を求めたい。
B 県教委汚職事件に関連して採用の「口利き」に複数の県議が関与したことが明るみに出た。全会一致で口利き禁止を宣言したが、自らの責任を明らかにしたとは言いがたいね。
D 県議も当事者だったことを忘れず、来年以降も事件の実態解明と改革の検証を続けるべきだよ。
A 十二月から県議会基本条例の検討が始まった。議会の最高規範を制定する意義はあるが、単に地方議会の流行を取り入れるだけでは無意味だ。しっかり議論してもらいたいね。
【大分国体・全国障害者スポーツ大会】
A 国体では天皇杯は四十二年ぶりに、皇后杯は初めて獲得した。障害者アスリートの奮闘も光った。国体改革に沿った簡素化にも道筋をつけるなど、県民に「やればできる」というメッセージを伝えたね。
C 県民総参加の象徴として多くのボランティアが活躍した。障害者の介助をした大学生らは最初「どうすればいいの」と戸惑っていたが、交流が深まり、最後は涙を流していた。貴重な経験になったはずだ。
B 選手も頑張った。過去の開催県は県外選手の補強に頼ってきたが、大分県勢は地元出身者を地道に育てた。“手づくり選手”が活躍する大分方式はほかの自治体も注目している。
D 両大会を通じて選手や指導者が育ち、新たな施設が整備され競技運営のノウハウが蓄積された。一過性のイベントで終わらせないためにも、こうした財産を地域活力として生かし続ける取り組みが必要だね。
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