大分のニュース

飲酒運転根絶に役立てて 図書を県に寄贈

[2008年12月26日 14:42]

知事に本を寄贈した「飲酒・ひき逃げ事犯に厳罰を求める遺族・関係者全国連絡協議会」共同代表の佐藤さん(右)

 「飲酒・ひき逃げ事犯に厳罰を求める遺族・関係者全国連絡協議会」共同代表の佐藤悦子さん(57)=国東市武蔵町古市=は二十六日、広瀬勝貞知事に飲酒運転防止を訴える本百冊を贈った。
 佐藤さんは二〇〇三年、鹿児島県奄美市で起きた飲酒ひき逃げ事故で次男の隆陸(たかみち)さん=当時(24)=を亡くした。「被害者も加害者も大変。飲酒運転をゼロしなければならない」と、飲酒運転根絶の活動を続けている。
 県庁で贈呈式。佐藤さんが広瀬知事に本と目録を手渡し「(大阪で)人をはね、車で引きずって逃走する事件が起きるなど悪質な飲酒運転が後を絶たない。本を通し、飲酒運転根絶のため、それぞれ何ができるか考えてほしい」と訴えた。
 本は飲酒運転の加害者や被害者遺族の手記を掲載した「飲酒運転をやめて!子どもたちからのメッセージ」。各地での講演の謝礼で購入した。県は図書館や公民館などに置く予定。寄贈は昨年、奄美市教委などに贈ったのに続いて二回目。
 佐藤さんは酔いがさめた後に出頭することで刑が軽くなる“逃げ得”を許さない法改正を求めた署名活動や講演などを続けている。来年四月には交通犯罪や医療過誤など理不尽に命を奪われた人たちの等身大のオブジェを飾る「生命(いのち)のメッセージ展」を県庁で開く計画という。

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