
大分キヤノンの本社正門前で抗議活動をする労働組合のメンバーら=21日午後・国東市安岐町
非正規労働者の大量解雇問題について、保坂展人衆院議員ら社民党の調査団が二十一日、来県。大分キヤノン前(国東市安岐町)での抗議集会に参加し、解雇された請負労働者と大分市内で意見交換した。
抗議集会には約百人が参加。保坂議員らが「請負会社が勝手に(雇用契約を)切ったというのは言い訳。非正規労働者の努力でここまで発展してきたことを忘れたのか。なぜ地域の雇用を守れないのか」と発注元の対応を批判した。
大分市内では、請負会社を解雇された労働者らでつくる日研総業ユニオン大分キヤノン分会(加藤州平分会長)の分会員七人から現場の実態などを聞いた。
分会員からは「請負会社から非正規労働者が解雇される一方、大分キヤノンは多くの期間従業員を募集している。自分たちの方が作業に熟練しているにもかかわらず、応募をしても書類選考で落とされる」と、発注元の対応に疑問を訴える声が相次いだ。
また「非正規から正社員になっても請負会社の寮を出なければいけないといった理由で、手取りはむしろ少なくなる。彼らは“なんちゃって正社員”と言われている」など、雇用形態が改善されても労働条件はむしろ悪化している実態を訴える声もあった。
社民党はこの日聞いた意見などを基に二十二日、大分キヤノンなどに申し入れをする。
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