「ありがとう」何度も
企業の減産などに伴って解雇され、寮の退室期限が迫っていた杵築市の非正規労働者二人が二十日、市内のアパート所有者が市に無償提供を申し出ていた部屋に入居することが決まった。二人は男性で三十代と四十代。いずれも同日までに勤務していた会社から解雇され年内に寮から出るよう求められていた。市緊急雇用等対策本部(本部長・八坂恭介市長)が紹介した。
対策本部によると、二人は緊急相談窓口に訪れ、雇用や住宅に関する相談を続けてきた。二十日、市職員の案内でアパートを見学。二人は「ここに住めるなら大変ありがたい。ありがとうございます」と繰り返したという。今後、解雇されたことを証明する書類などを市に提出し、週明けにも引っ越す見通し。二人は市の臨時雇用にも興味を示しているという。
二人が短期入居するアパートの所有者は、来年二月二十日まで計十室の無償提供を市に申し出ている。さらに「負担を軽減したい」と、光熱水費を所有者自身が負担する意向を示しているという。市はこれらの部屋を一人最長三十日の条件で貸す。市商工観光課は「初めての入居者が決まり、ほっとした。年内に少しでも雇用や住宅の問題が解決してくれれば」と話した。
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