
新たな市場開拓のため、中国に向けて輸出される県産スギ丸太=20日午前
県内の木材業者と商社などが連携し、二十日、県産のスギ丸太を初めて中国に輸出した。経済発展に伴い、木材需要が高まっている中国での市場開拓が目的。まずはその可能性を探るための試験輸出という。
連携したのは大分市の大成木材と鶴崎海陸運輸、東京の阪和興業の三社。県の森林環境税を利用し、今回と二月の二回で、計二千六百立方メートルを中国・青島の製材業者に輸出する。
県林産振興室は「中国の原木丸太価格は一立方メートル当たり百ドルほどと聞いている。輸出先として有望だ」と話す。
中国は丸太の主力輸入先・ロシアが関税率の段階的な引き上げをしていることから、需給が逼迫(ひっぱく)。代替の丸太を求める動きが起きている。
横山久雄大成木材社長(71)は「県は日本有数のスギ蓄積量を誇るが、価格低迷で林業家が十分に原木を切り出せていない。新たな市場開拓で、状況改善に貢献できれば」と話している。
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