別府青山高校(飯沼基司校長)は、生徒が興味を持った新聞記事について概要や意見を発表する「三分間スピーチ」に取り組んでいる。社会への問題意識を高める効果が出ており、「プレゼンテーション力向上や小論文対策にもつなげていきたい」としている。(写真は新聞記事を使ったスピーチに聞き入る生徒ら)
一、二年生計三百二十人が七月から取り組む。生徒は在宅時や朝読書の時間などに新聞をチェック。クラスごとに週に二、三回、終礼時を利用して数人の生徒がスピーチをし、発表態度や参考になった点などを相互評価している。
十二日にあった一年生のクラスのスピーチでは、スーパーなどの業績を支えた独自ブランド商品について分析した記事などを生徒二人が紹介。「消費不振を解消するには、節約志向の商品を開発することが大切」などと意見を発表した。
生徒たちは新聞の各面に目を通すようになったという。大川圭介君(一年)は「新聞を読むようになって、社会について知らないことがたくさんあることに気付いた。ほかの人の発表も勉強になる」と話す。
各自で記事をスクラップするだけでなく、クラスごとにファイルを作って図書館に保存。ほかのクラスや学年の発表内容を閲覧できるようにしている。
活動は県の事業「ハイスクール・チャレンジプロジェクト」の一環。同校は、単位制の特色を生かしながら国際社会に通用する人材を育成しようと、大学との連携、留学生との交流、英検など資格取得の推進にも取り組む。「スピーチで使った記事を小論文の題材に活用するなどして、課題解決力を身に付けさせていきたい」と話している。
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