大分市教委は、隣接する校区の小、中学校に通うことができる「隣接校選択制」を来年度から全市で実施する。希望者を募集したところ、合わせて二百十九人から申請があった。小学校一校、中学校三校が受け入れ定員を超えて抽選となった。制度の利用率は、地域を限定して試験実施中の本年度を下回った。
同選択制は来年度、小、中学校に入学する児童が対象。制度の利用希望者を十一月十日から同二十八日まで受け付けた。その結果、小学校は八十二人、中学校は百三十七人から申請があった。希望した小学校(全六十一校)は三十四校、中学校(全二十七校)は二十校だった。
各校には、児童、生徒数の推移などを考慮して定員を設定。定員を超えたのは小学校が桃園小(定員五人に六人)の一校。中学は上野ケ丘(同五人に十五人)、大分西(同二十人に二十二人)、大東(同五人に九人)の三校。二十二日に市役所で開く抽選会で入学者を決める。
申請が十人を超えた小学校は春日町(十一人)の一校。中学は最多の大分西から順に十六人の城東、十五人の碩田、上野ケ丘、十二人の鶴崎、十人の稙田南―の六校だった。
市教委のまとめによると、選択制を利用する理由は①通学距離が近くなる42%②友人関係20%③学校の特色や環境16%―など。
制度の利用者は小学校1・8%、中学校3・0%。試験的に小学校九校区、中学校四校区で実施中の本年度は小学校5・9%、中学校4・6%だった。
市教委教育企画課の別木達彦課長は「希望した学校に入学できる点に価値がある制度。抽選に漏れた場合でも、特別な理由があれば他校への通学を認める。集計結果から人気校、不人気校が出たとは思わない」と話している。
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