
死亡事故で大破した車=13日、大分中央署
県内で交通死亡事故が多発している。二十八日には大分市内で起きた二件の事故で二人が亡くなり、死者は今月だけで計九人になった。一月からの死者は計七十一人(二十九日正午現在)で、前年同期に比べプラス十七人と大幅に悪化。事故原因の大半は基本的な交通ルールの無視で、六十五歳以上の高齢者が加害者、被害者になるケースが増えている。全県交通非常事態宣言を出して取り締まりを強化している県警は「安全運転の徹底を」と呼び掛けている。
死亡事故は三月下旬から増加傾向が続き、大分国体、全国障害者スポーツ大会期間中はやや落ち着いたものの、今月に入って再び急増。県警は二十三日に非常事態宣言を出し、飲酒運転やスピードの出し過ぎなど死亡事故に直結する違反の摘発に全力を挙げているが、その後も歯止めがかからず、既に昨年一年間の死者(五十九人)を大きく上回っている。
県警交通企画課によると、今年の死亡事故のうち、ドライバーが▽左右の安全確認を怠った▽前方をよく見ていなかった▽一時停止をしなかった―などの基本的なルール無視が、原因の八割弱。死者の45%(三十二人)を高齢者が占める一方、高齢ドライバーが歩行者をはねるなど、加害者になるケースも目立ってきている。
県警は、歩行者がはねられるのを防ぐため、交差点での取り締まりにも力を入れるほか、夜間に出歩く際には明るい服装で反射材を身に着けるよう呼び掛ける。ドライバーには原則的にヘッドライトを上向きにして走るよう求めている。
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