
菊池事務所の看板を取り外した阿南寿和所長(右)と県国民体育大会・障害者スポーツ大会局の三浦洋一参事=28日、熊本県菊池市
県境越え「今後も交流」
大分国体の県外開催に伴う熊本県内の菊池、益城両事務所が二十八日、閉所した。職員は「やりがいのある仕事だった」と感慨深げ。住民らとの間には国体を通じてきずなが生まれ、大分と熊本の新たな交流につながりそうだ。
菊池市でボート(斑(はん)蛇(じゃ)口(く)湖(こ)ボート場)、益城町でクレー射撃(県総合射撃場)を実施。大分県や日田市、菊池市から派遣された職員が準備、運営に当たった。
両事務所であった閉所式は、それぞれ玄関に掲げた看板を取り外して全任務を終了。職員は市役所や役場を訪れて「成功は地元の全面協力のおかげ」と礼を述べた。
菊池事務所課長補佐の桑野桂一郎さん(55)=日田市から派遣=は県ボート協会理事長も兼ねていた。「準備から本番まであっという間だった。競技は総合二位に入り、天皇杯と皇后杯獲得に貢献できた」と喜ぶ。
菊池市と日田市は隣接しており、以前から経済交流は盛んだった。福村三男・菊池市長は「今まで以上に大分を近く感じる。日田市との人的交流をさらに深めたい」。両市は斑蛇口湖、三隈川・夜明ダム(日田市)と互いにボート競技の拠点を持っており、桑野さんも「ボート競技を通じた交流を続けたい」と話す。
益城町は地元婦人会やボランティア団体が来年度、研修旅行を兼ねて大分県を訪れる計画。事務所入り口に飾っていた「めじろん」のモニュメントは県総合射撃場に飾り続けることになった。
閉所式に立ち会った住永幸三郎町長は「大分の皆さんがいなくなると思うと寂しい。しかし、これを機に大分県とつながりを強めたい」と誓った。
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