
熱演する渡辺清子さん(右)ら
4日に旗揚げ公演
大分市大在地区に誕生した「大在のりのり劇団」(加藤康子座長)が十二月四日、大在公民館で旗揚げ公演をする。演目は「おまきさん」。団員らは「たくさんの人に手作りの舞台劇を見てもらいたい」と張り切っている。
劇団の結成を呼び掛けたのは同公民館社会教育主事の豊田崇さん(48)と主事で座長の加藤さん(66)。「演劇を通して大在の良さを見直し、人の輪を広げたい」という思いからだった。
地元を中心に小学生から七十代まで演劇に関心がある十三人が集まったのは今年六月。劇団の名称は、かつて大在地区でノリの養殖が盛んだったことと、「乗り乗りで盛り上がっていこう」という願いを込めた。
「おまきさん」は江戸時代、大在地区に実在したとされる女性。おまきと最上(さいじょう)稲荷(いなり)にまつわる民話が今も伝わっており、これを基に豊田さんが脚本を書き、演出も担当する。おまきの夫が突然他界するが、その時期に村で放火が続発する―というストーリー。
小道具の使い方や立ち位置の確認など、団員は最後の練習に余念がない。おまき役の渡辺清子さん(70)=志村=は、「演技を基礎から教えてもらい、せりふも覚えることができた」と、生き生きとした表情で話す。
団員たちの意欲をさらに高めているのは、同公民館で日本画を学ぶ「萌葱(もえぎ)の会」(鈴木忠実講師)の会員が描いた舞台の背景。江戸時代の大在をイメージし、田んぼと海が広がる壮大な風景に仕上げている。「少し緊張しているが、力いっぱい演じたい」と団員たち。公演は午前十時から始まる大在老人大学の忘年会で、舞踊に続いて披露される。誰でも観賞できる。
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