デンケン(本社・挾間町、石井四郎社長)は二十八日、医療用電気温熱マットなどに使う「線面発熱体」の製造に乗り出すため、杵築市に新工場を建設する計画を明らかにした。
製品を開発したゼオン化成(本社・東京、小倉由郎社長)から事業譲渡を受け、来年四月から新工場を稼働させる。両社の代表らが県庁を訪れ、広瀬勝貞知事に報告した。
線面発熱体は、特殊なポリエステルの糸に炭素をコーティングし、さらに導電性の塗料を塗った多層の布状ヒーター。電気毛布などに用いられる線状タイプの発熱体に比べて、遠赤外線で体感的に二倍程度の温熱効果があるという。デンケンはこれを用いた医療マットを既に販売していた。
新工場は建設を始めている。譲り受ける商権や在庫、設備などを含めた総投資額は約五億円。
デンケンは半導体の製造・検査など四事業を展開。二〇〇九年三月期の売上高は約五十五億円を見込む。石井社長は「建設、農業分野でも応用できる。本年度の販売は二億円だが、海外販売にも力を入れ、五年後には十億円に伸ばしたい」と話している。
[PR]セントラル短資FX
※無断転載を禁じます。 当ホームページに掲載の記事、写真等の著作権は大分合同新聞社または、情報提供した各新聞社に帰属します。
Copyright (c) 2008 OITA GODO SHIMBUNSHA