
県立学校教頭昇任試験を受ける教員ら=26日午前9時半、県教育センター
校長・教頭昇任試験をめぐる汚職事件を受け、県教委が取り組んだ試験制度見直し後、初めてとなる高校など県立学校の教頭昇任試験(一次試験)が二十六日午前、大分市の県教育センターで始まった。教頭試験受験者の平均年齢は四八・九歳(前年度四九・七歳)だった。
この日は、教頭試験に百十一人、事務長試験に十一人が受験し、教育課題や法規などの筆記試験に挑んだ。教育課題の試験では、客観的に採点できるよう、論述式の解答をやめた。一次試験の上位者(約半数)は、面接を二回行う二次試験(十二月下旬)に進む。
県教委は今年八月、教育行政改革プロジェクトチームが出した改善案に沿って試験制度の見直しに着手。出願時の校長推薦をなくし、「意欲、能力がある人に手を挙げてもらう」(県教委)仕組みに変更。試験結果の入力や採点、集計などの作業は今年見直した教員採用試験同様、県職員の採用を担当する県人事委員会と共同で行う。
最終的な合否は一次、二次の試験結果と、得点化した勤務先の校長評価の合計で決まる。合格者は二年間有効の「採用候補者名簿」に記載され、名簿の中から、県教委が教頭や、教頭の資格を持つ指導主事を選ぶ。本年度の名簿登載者は指導主事も含め、「三十人を上回る程度」(高校教育課)になる見込み。
〇七年度校長・教頭昇任試験をめぐっては、元県教委義務教育課参事の江藤勝由被告(53)=収賄罪で公判中=が佐伯市内の元教頭二人=贈賄罪で公判中=の昇任に便宜を図り、計百万円分の商品券を受け取ったとされるなど、不正が横行。試験制度そのものの信頼性が根底から崩れていた。
小中学校は十二月一日に教頭(一次)、同十五日から校長の試験がそれぞれある。
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