
結成15周年を迎える「はさま陣屋太鼓」。「これまで歩んだ成果を地元の人たちに見てもらいたい」と首藤リーダー(後列右端)
由布市挾間町の和太鼓グループ「はさま陣屋太鼓」(首藤康志リーダー・11人)が結成15周年を迎える。「和太鼓で挾間を盛り上げ、にぎわいをもたらそう」と、熱い思いを胸に、ひたすら技を磨き続けてきたメンバーたち。同じ地元で民俗芸能を受け継ぐ上市神楽社中と合同で、12月6日に記念チャリティー公演を開催する。
はさま陣屋太鼓が誕生したのは旧町時代の一九九四年春。それまで町最大の秋祭り「きちょくれ祭り」には、町外から招いた団体が出演し、和太鼓を勇ましく打ち鳴らしていた。「地元に太鼓集団がないことを寂しく感じていた」という首藤さん(49)が周囲に呼び掛け、同僚の旧町職員が中心となって結成した。
だが、集まったメンバーの全員が一度もばちを握った経験がなかった。それどころか一張りの太鼓も持たない“素人集団”からのスタートだった。結成から二年間は新日鉄大分製鉄所社員でつくる太鼓グループに教えを求め、毎週みっちり指導を受けては古タイヤをたたいて練習してきた。
やがて、培った技術と懸命な演奏が評判を呼び、きちょくれ祭り、由布川峡谷まつりなどの地域イベントでオープニングを飾る“地域の顔”になった。町内の敬老行事で演奏を披露したり、小学校で和楽器教室を開いたり、「地元最優先」の信念で活動を続けている。
今回は「地元で民俗芸能に取り組む団体と一緒に、公演という形で十五年を記したい」と、上市神楽社中に合同開催を呼び掛け、快諾を得た。「挾間町の和太鼓と神楽を地元の皆さんに再認識してもらい、今後も愛してほしい」と首藤さん。
地域に感謝の気持ちを込め、収益金の一部は青少年健全育成に取り組む団体に寄付する。
公演は来月六日午後六時半から、はさま未来館文化ホールで。入場料は中学生以上千円(小学生以下無料)。当日は臨時駐車場を市役所挾間庁舎、挾間小学校グラウンドに設ける。問い合わせは挾間公民館(TEL097・583・1118)へ。
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