
さまざまな視覚的効果を持つ作品が並ぶ
大分市出身の美術家で、晩年を湯布院で過ごし昨年十一月、七十一歳で死去した風倉匠(かざくらしょう)さんの作品を展示した「ゆふいんと風倉匠~風倉さんがのこしてくれたもの」(大分合同新聞後援)が、由布市湯布院町のJR由布院駅アートホールで開かれている。二十七日まで。
絵画や版画、ガラス絵、鉛板のオブジェなど約五十点を展示。独創的な構図と、原色を生かした大胆なデザインが特徴。見る人の視点によってさまざまな“表情”を見せる作品がそろう。風倉さんが詠んだ俳句二十七句も紹介している。
風倉さんは武蔵野美術大を中退後、大分の美術グループ「新世紀群」に入り、吉村益信、磯崎新、赤瀬川原平の各氏らと親交。一九六〇年代のネオ・ダダ運動で注目され、前衛芸術家として国内外で行ったバルーンなどによる特異なパフォーマンスは反響を呼んだ。
同展実行委員会によると風倉さんは二〇〇〇年、療養のため湯布院に転居。由布院温泉の観光団体がつくるゆふいんアート委員会のアドバイザーを務めたほか、ゆふいん文化・記録映画祭の会場用絵画を制作するなど、地元関係者と親交を深めた。
こうした縁から、同委員会は作品展の開催に併せて、風倉さんが残した作品や数々のパフォーマンスを振り返りながら、在りし日の思い出を語り合うアートフォーラムを十一日午後七時から開く。参加は無料。
作品展は午前九時―午後七時。問い合わせはJR由布院駅アートホール(TEL0977・84・4678)まで。
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