
「科学実験隊」のメンバーに教わりながら、実験を楽しむ子どもたち=春木川小
子どもたちの理科離れが指摘される中、大分大学工学部の技術職員十人が「科学実験隊」を結成。別府市内の小学校で活動をスタートさせた。専門の知識と技術を持つメンバーがユニークな実験を通して、小学生に科学の面白さを伝えていく。
科学実験隊は同大学の地域貢献事業の一環として、今年三月に発足した。研究の傍ら、本年度は九月から来年一月まで、別府市内の三校で実験教室を開催。来年度からは別府、大分両市の小学校を中心に年十回ほど開く予定という。児童の科学への興味を高めるとともに、大学の研究もPRする。
理科教育に力を入れている別府市春木川小学校(入江義親校長)では十月二十九日、「おもしろ科学実験教室」として開催。五、六年生計九十四人が参加した。八つのブースに分かれ、偏光板、地球ゴマなどを使った実験や、人工のイクラを作ったり、光や音で動きを変えるロボットなどを紹介。子どもたちは各ブースを回り、遊び感覚で実験に挑戦した。
「全部やってみた。液体が急に固まったりと、不思議な発見がいっぱいあった」と五年生の高山優司君(11)。六年生の大塚千亜希さん(11)は「実験を通して理科が好きになった」とにっこり。
「子どもたちは意外なところに驚きを持ってくれた。いろいろなことを不思議に思ってもらえたら」とメンバーの首藤周一さん(49)。同校のPTA役員も務める西田健一さん(45)は「みんな真剣に取り組んでくれて手応えは十分。子どもが科学に興味を持つきっかけづくりをしていきたい」と話した。
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