
2周年を迎えた九重“夢”大吊橋
九重町の鳴子川渓谷に架けられた「九重“夢”大吊橋」が三十日に開通二周年を迎えた。人道専用橋の規模で“日本一”の名にふさわしく、オープン後、二十九日までの入場者は三百八十六万六千四百八十七人に達した。
大吊橋は二〇〇六年十月三十日に開通。くじゅう連山と飯田高原を控えたロケーションと交通アクセスに恵まれ、入場者は当初の予想を大きく上回り、一年目にして二百三十万八千百七人を記録した。しかし、客足は二年目に入ってややダウン。六、七月は天候不順の日が多くて客足が伸び悩み、ガソリン価格が高騰したことも少なからず影響。二年目の入場者数は百五十五万八千三百八十人にとどまった。
データで見ると一日に一万人が入場した日は、昨年十一月は十九日あったが、ことしは五月の三日を最高に十月までに計七日しかなく、総体的に三割減で推移。売店など周辺の観光施設の売り上げにも響いている。
「二年目は国内のツアー客はまあまあだった。特に海外(韓国、中国)からの客が増えたが、円高傾向が続けばどうなることか…」と、町の大吊橋関係者。町は客足の鈍化は想定の範囲内として、大吊橋の誘客対策については特別に考えてなく、しばらくは推移を見守りたいとしている。
●県道バイパスが完成 車での移動便利に
飯田高原 中村線
九重町飯田高原にある「九重“夢”大吊橋」の導入ルートの県道飯田高原中村線で、二〇〇二年度から建設されてきたバイパス(九酔渓工区)が完成。現地で開通式があり、坂本和昭町長らがテープカットし、供用を開始した。
バイパスは町内荻釣から現県道と分かれ、大吊橋入り口を経て再び県道につながるルートで、全長は九百三十六メートル(全幅九・七五メートル)。大吊橋駐車場側には、観光客が散歩を楽しめる歩道が整っている。バイパス開通で大吊橋への車の出入りは便利になり、冬場の飯田高原で最もスリップ事故が多い現県道の危険個所(通称野木坂)を避けることができ、地域住民の受けるメリットも大きい。
バイパス効果を最も受ける大吊橋の入場者は、十一月中には四百万人の達成が見込まれている。
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