二〇〇八年度教員採用試験で、県教委の小矢文則教育長(60)が合否結果を事前通知したのは地方公務員法の守秘義務違反に当たるとして、日出暘谷高校の早島浩一教諭(48)が三十日、大分地検に告発状を出した。
告発状によると、小矢教育長は〇七年九月にあった〇八年度採用試験の二次試験前後に、収賄罪で起訴された富松哲博教育審議監(60)=起訴休職中=に複数の受験者の名前を告げ、合否確認し、二次試験合格発表の三十分ほど前に依頼者に合否を伝え、職務上知り得た秘密を漏らした―としている。
早島教諭は「トップが法律に違反してもとがめられず、教育再生を訴えても、県民の理解は得られない。県民の思いと乖離(かいり)がある」とし、「教育長への責任追及の声が組合や校長会、教頭会などから上がらず、このままではいけないと思った」と話した。
早島教諭は告発状の提出前に、口利き疑惑や事前通知について小矢教育長に公開質問状を出したが、回答はなかった。事前通知は既に小矢教育長も認めていることから、告発内容を罰則規定がある守秘義務違反に絞ったという。小矢教育長は「告発状を見てないのでコメントのしようがない。今後、捜査当局の捜査に全面協力し、対応を見守りたい」とコメントした。
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