
7訓をつくった上杉さん=津久見警察署
津久見市彦ノ内、上杉隆司さん(63)が、多発する被害防止に役立ててほしいと、「振り込め詐欺防止七訓」をつくった。津久見署が、寄贈された色紙を額に入れ、二十七日、同署であった被害防止推進員委嘱式で推進員に贈った。
上杉さんは、地元の鉱山会社を退職後、市民ボランティア「つくみたちばな防犯パトロール」(四十三人)の隊長となり、津久見小学校区やJR津久見駅、つくみん公園などの見回りを続けている。
同署では推進員への就任を上杉さんに依頼。これを受けた上杉さんは、被害に遭わないための心構えを、標語にまとめることを思い立った。
文面は「携帯に嘘(うそ)の誘導とりあうな」「家族にも一度相談、再確認」などのほか、「いつ時もうまい話はありません」と、“付け込まれやすい”心理に警鐘を鳴らしている。
同署ではこの日、市内七金融機関の担当者と、上杉さんを含む防犯パトロール隊長三人の計十人を、被害防止推進員に委嘱。南和幸署長は「地域や金融機関で声掛けをしてもらい、一件でも被害を防ぎたい」と協力を要請した。
県内では九月末までに百二十件、約九千四百万円、津久見市でも二件五十五万円の被害が出ている。同署では昨年、一人を逮捕して捜査中。しかし、同種の詐欺は一般的に捜査範囲が広く、被害回復は困難なのが実情のようだ。
南署長は「なにより安易に振り込まないこと。防止が一番」。上杉さんは「標語を思い出して、一瞬でも“変だ”と思ってくれれば、被害は減るはず」と話している。
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