大分のニュース

冬物商戦鈍い出足 暖冬予想で

[2008年10月24日 15:28]

今年の冬は暖冬が見込まれている。灯油の値段が高いこともあり、電器店では電気ストーブやエアコンのラインアップを充実させている=大分市のケーズデンキわさだタウン店

 十月に入っても最高気温が二五度以上の夏日が続く県内。大分地方気象台によると、今年は暖冬になると見込まれている。冬物商戦が始まった各商店は「暖かいこともあり、出足は鈍い」と困り顔。同気象台は「暖冬とはいえ、寒波が来ることもある。寒さ対策もしっかりしていてほしい」と呼び掛けている。

 同気象台が発表した寒候期(十二月―来年二月)予想では、気温が「平年並みか高い」となっており、暖かい冬になりそうだという。一九八〇年後半から平年を上回る状況が続いており、九五年から九六年、二〇〇五年から〇六年以外は、ほとんど暖冬。「近年の暖冬化は、地球温暖化の影響も考えられる」と分析する。
 原油価格の上昇で灯油価格も高い状況が続く。石油情報センター(東京都)の価格調査によると、灯油一リットル当たり約百十二円(八月時点)で、〇五年同月よりも倍の高さ。
 灯油ストーブは電気ストーブやエアコンより維持費が一・五倍割高になるため、ケーズデンキわさだタウン店(大分市)は電気暖房器具のラインアップを充実させた。「灯油を買う手間も省けるため人気がある」と同店。
 暖房の設定温度を低くし、オフィスでの重ね着などを推奨する「ウォームビズ」。大分市のトキハ本店では、九月中旬から紳士服売り場などでセーターやベストといった定番商品のほか、保温効果の高い下着なども取りそろえた。「男性は必要に迫られないとなかなか購入しないので、気温の状況を見ながら、ジャケットやコートなどを組み合わせて提案していきたい」
 冬は空気が乾燥し、風が強いため、火災も多くなる。県防災危機管理課消防保安室によると、火災は冬に集中しており、〇七年の一、二、十一、十二月の四カ月で、二百二十六件と年間(五百九十六件)の約40%発生している。「ストーブなどを使うことも多い。火から目を離さないでほしい」と呼び掛けている。

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