大分のニュース

看護科学大と芸文短大 業務実績「順調」

[2008年10月24日 09:04]

 公立大学法人になった大分県立看護科学大学と県立芸術文化短期大学の昨年度の業務実績について、県の評価委員会は「計画を順調に実施している」と評価した。特に看護大は教育研究の質の向上が高度実践看護師(NP)の導入などで「特筆すべき進行状況」の最高評価(S)になった。両大学とも各項目の評価結果は法人化した二〇〇六年度と同じ。
 一方、看護大は数値目標を増やすなどして年度計画の目標を具体的にすること、芸文短大は国の科学研究費補助金の積極的な申請などの課題を指摘された。
 評価は、外部の有識者五人による県地方独立行政法人評価委員会(矢野利幸委員長)が両大学の自己評価を検証しながら、年度計画の達成状況を見る。

 【看護科学大】教育研究はNPのほか▽西日本で唯一の認定看護師コースの開設▽全国の看護系大学で初の進級試験(二年生対象)の実施▽ウズベキスタンの看護教育改善プロジェクトへの参加―が評価された。
 教職員が光熱水費の節減に取り組み、前年度比2・4%減で二年連続の減少になったこと(財務内容の改善)、敷地内の全面禁煙化(その他の業務運営)なども評価対象になった。
 課題の一つに指摘されたホームページの改善は、本年度全面的にリニューアルして教職員の管理で情報提供に努めている。
 草間朋子看護大学長の話 特に教育研究に対する高評価は大変うれしい。現役看護師が受講する認定看護師コースは教員側の資質向上にもつながる。全国の看護教育のトップを走る大学であるように引き続き努力したい。
 【芸文短大】大項目はすべてA(計画通り進んでいる)。教育研究は▽学生のコンクール参加を働き掛け、質の高いもので上位入賞が増えた▽地域の素材で住民と連携しながら体験学習する「サービスラーニング」の開設▽著名な音楽家による公開レッスン―が高く評価された。コスト削減や目的積立金による重点領域への予算配分(業務の改善、効率化)も挙がった。
 今後の課題では、試行段階の教員の任期制を検証して早く方向性を示すよう指摘された。
 中山欽吾芸文短大学長の話 最初の年度計画が総花的な内容になったとの反省から、昨年度は専攻科新設に伴う学生指導、進路支援などの重点目標を設定した。公開レッスンなど新しい取り組みは今後も積極的に展開する。



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