豊後高田市の第二十四回大分方言まるだし弁論大会(大分合同新聞後援)が十九日、市中央公民館であった。十二組・十三人の弁士が”自慢”の大分弁でそれぞれの思いを訴え、満員の観客を沸かせた。
土谷雄二大会実行委員長が開会あいさつ。永松博文市長らが弁士を激励して大会を開始。
「看護師になりてえち思っちょん。父ちゃん母ちゃん、うち、まともになったやろ」と中津市の女子高校生。別府市の男性は「えちしてくれん、ちどんな意味か知っちょんかえ」。個性豊かな弁士が次々に登場した。
最後に出場した豊後高田市内の小学校教諭二人組は漫才のような掛け合いを見せ、終了の鐘が鳴っても「もうちょっとだけ聞いちょくれ」と訴えた。
日高貢一郎・大分大学教育福祉科学部教授ら六人が審査。「孝行息子」のテーマで演壇に立った宇佐市の阿部喜代子さん(77)が最優秀賞に選ばれた。阿部さんは新聞配達のアルバイトで予備校や大学の学費をまかなった息子のことをユーモアたっぷりに披露。「まだ独身なんじゃ。わしゃ死んでん死にきれん」と笑いを誘い、「こんわしを長生きさせようち思っちょんのかなあ」と語った。
最優秀賞に選ばれ、「息子に賞をもらったようなもの。とてもうれしくて言葉が出らん」と喜んだ。
入賞者は次の通り。
▽優秀賞 糸永隆章(大分市)吉川華乃子(中津市)佐藤ノブ子(豊後大野市)▽特別賞 渡辺若菜(宇佐市)
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