政党支部の事務所開きで支持を訴える出馬予定者
早期の解散・総選挙を想定して臨戦態勢に入った県内の出馬予定者の陣営だが、一向に選挙日程の見通しが立たないことに頭を痛めている。各陣営は活動日程の練り直しを迫られており、選挙が遠のけば、その分出費も増える。「出遅れているので時間が欲しい」と歓迎する声もあるが、関係者は”イライラ”を募らせながら国政の動向を注視している。
陣営は投票日や公示日から逆算して戦略を立てる。大分2区の自民党現職は早期解散を念頭に、今週末まで選挙区内のほとんどの旧市町村で時局講演会を開く日程を組んだが、その後の活動は白紙状態。「解散の時期を探りながら考えるしかない」(事務所長)ようだ。
2区に出馬する社民党現職(比例九州)の陣営は、十月二十六日投開票を想定して組んだ決起集会や電話作戦の日程をすべて延期した。陣営からは「もし年明けにずれ込むなら、活動の一時休止も考えなくては。早くはっきりしてほしい」(選対事務局長)と恨み節も聞こえる。
経費負担も大きな悩み。3区に出馬する民主党現職(比例九州)の陣営は「総合選対事務所に借りた店舗跡は十一月までの契約で、その先は未定。財政的に苦しいので早く解散してほしい」(議員秘書)と本音を明かす。
特別な事情を抱える陣営も。3区の自民党現職は麻生太郎首相を支える「総裁派閥」の所属。首相が「選挙より景気」と解散に慎重なため、陣営は「現職も考えは同じ。まだ表立って活動できる状況ではない」(事務所長)と悩ましげ。
一方、新人の陣営は先延ばしを歓迎する空気が強い。1区に出馬する自民党新人の陣営は「当初はあきらめていたが、協力者カードを回収し、支持のお願いをする時間的余裕ができた」(事務所長)、共産党新人の陣営も「これまで行けなかった地域にも出向いていける」(党県委員会幹部)と前向きにとらえる。
1区の民主党現職の陣営は十月選挙を想定して九月に「緊急」支援者集会を開いた。やや拍子抜けした感だが、「ノルマを課す動員型でなくボランティア中心なので、日程がずれても影響はない」(事務所長)とあくまで泰然自若の構えだ。
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