大分のニュース

命の大切さ訴える 山田泉さんを描く

[2008年10月06日 09:58]

全国配給が決まった映画「ご縁玉 パリから大分へ」のチラシ

 豊後高田市とパリをつないだ命の交流がスクリーンへ―。乳がんと向き合い、命の大切さを訴えている豊後高田市の元養護教諭、山田泉さん(49)とフランス在住のチェロ奏者、エリック・マリア・クテュリエさん(35)の交流を描いたドキュメンタリー映画「ご縁玉 パリから大分へ」の全国配給が決まった。

 県内では大分市のシネマ5で十一月十五日、全国に先駆けて上映が始まる。東京では十月七日に完成披露試写会が開かれ、十二月にも公開。山田さんは「人との縁がつながって映画になった。大分の景色もたくさん出てくる。多くの人に見てほしい」と話している。
 配給元はパンドラ(東京都)。新聞記事や映画関係者の情報などで作品を知った同社が、映画館での上映に向けて準備を進めた。「人と人とのつながりが非常に良い」と同社。現在は大分市を含めた三カ所で上映が予定され、チラシも完成。すでにほかの都市からの問い合わせもあり、「順次、各地で上映していきたい」としている。
 映画は佐賀県出身でフランス在住の江口方康(まさやす)監督(43)が二人を追い続けて撮影。クテュリエさんのチェロ演奏が流れる中、パリや大分を舞台に二人が引かれ合い、命や生き方を考える様子をつづっている。
 配給が決まったことに江口監督は「すごくうれしい」。山田さんは「全体を通して人の生と死が表れている。映画ができたことで、まだ自分にやることがあると感じた」と話している。二人の交流は今も続いている。

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