10月いっぱいで営業を終了することが分かった、中津市東本町の中津オリエンタルホテル=3日午後
中津市東本町の「中津オリエンタルホテル」を経営する国際観光(倉光邦明社長、同市)が、十月末でホテル事業から撤退することが三日、分かった。同市には、ダイハツ九州の進出以降、県外資本のホテルが相次いで建設されており、競争激化のあおりを受けた形。市中心部で最も歴史のあるホテルの撤退によって、地元ホテル業界には過当競争への危機感が増している。
JR中津駅前の同ホテルは、一九七八年、大分オリエンタルホテルのグループ施設としてオープン。九二年に国際観光が営業権を譲り受けた。六階建てで客室数は八十五。レストラン、宴会場、結婚式場もある。
土地、建物は大分交通(大分市)の所有で、ホテル閉鎖後の活用方針は未定。国際観光は今後、結婚式場など別分野に進出するとみられる。
同駅周辺には客室数五十以上の地場ホテルが四軒ある。さらに、ダイハツ九州の工場建設で、〇三年から〇七年ごろまでの間に工事関係者らの利用が急増し、〇六年四月にルートイン、〇八年七月にスーパーホテルが開業。十四日には東横インも開業予定で、全七ホテルの客室総数は約千室と数年前のほぼ倍になった。
ある地元ホテルの幹部は「ダイハツ関連の特需も今では一段落し、客足増につながる明るい話題は当面ない。客室のパイが倍となり、経営は本当に苦しい」と話している。
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