振り込め詐欺の被害が深刻化していることを受け、県警は十月を「振り込め詐欺撲滅月間」として、被害抑止のための取り締まりや予防活動を強化する。年金の振込日に金融機関の現金自動預払機(ATM)に警察官を配置したり、犯行グループとの連絡を絶たせるため、ATM周辺での携帯電話の使用自粛を呼び掛けるなど、各種対策を実施。県警は「犯行手口や対処法について知識を持てば、被害をゼロにできる犯罪。一層の情報提供をしていきたい」としている。
撲滅月間は全国一斉の取り組み。十五日の年金振込日には、警察官をATM設置場所に配置したり、重点的な立ち寄りをして、高齢者らが被害に遭わないよう目を光らせる。
犯行グループは携帯電話を使って被害者をATMに行かせ、具体的な振り込みの指示を出すケースが多いことから、県警は金融機関にも協力を求め、ATM周辺での携帯電話の使用自粛を呼び掛ける。街頭キャンペーンや国体会場での広報活動なども計画している。
県警安全・安心まちづくり推進室によると、県内では今年に入り、百十件、総額約八千八百万円(八月末現在)の被害が確認された。
昨年同期に比べ被害額は約四百万円減ったものの、件数は二件増。昨年は一年間で百五十二件、約一億二千万円と過去最悪の被害を出しており、今年もそれに並ぶ勢いとなっている。
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