相手ボールを果敢に奪いに行く岩尾幸美選手(5)=28日、九重町活きいきランド
北京五輪日本代表でホッケー成年女子の岩尾幸美選手(32)=玖珠中教。代表デビューから15年目の今年、「競技人生の集大成」との決意で臨んだ五輪は10位に終わった。「心に空洞ができたようだった」が、「大分国体に貢献したい」ともう一度闘志を奮い立たせて出場した。
日本代表はアテネ五輪で8位入賞。北京五輪前は世界ランク5位まで上昇した。しかし、狙っていた表彰台は遠かった。「2戦目(対米国)で勝てた試合を引き分けてから歯車が狂い始め、リズムを取り戻せなかった」
名門・天理大を卒業後、実業団からの誘いもあったが、帰郷する道を選んだ。当初は福祉施設に勤務。その後、教職に就いた。周囲の支援もあり、代表と二足のわらじを履き続けてきた。それだけに、地元への思い入れは強い。
代表は合宿続きで、国体チームに合流したのは8月下旬。それでも、以前からメールで練習メニューについて連絡を取り合うなど、チームを気に掛けていた。
事あるごとに「後進への道を開くため、ホッケーをメジャーにしたい」と語っていた。国体に関しても「わたし以上に頑張っている選手もいる。その努力を無にしないためにも勝って盛り上げたい」
初戦で敗れ、29日は5位決定戦があった。「大分国体は私にとって大きな区切り。ホッケーは(得点が)8倍競技なので、一つでも上の順位を目指すために全力を尽くす」と誓い、フィールドに向かった。
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