大分のニュース

電動漁船 燃料高騰で開発

[2008年09月29日 14:05]

電気自動車用の電池を改良したバッテリー(中央手前)で、モーターを動かし航行する小型漁船=別府湾

 電気自動車を研究している民間企業「イーブイ・キモトラボラトリー」(大分市、木本茂夫代表)がこのほど、燃油高に苦しむ漁業者に活用してもらおうと、沿岸用の電動小型漁船の開発に乗り出した。まずは電気自動車で使用するリチウムポリマー電池を改良し、耐水性と小型・軽量化を両立させて一時間の試験運航に成功した。
 充電費用が安い半面、実用化には電池の出力や駆動時間の向上など課題はまだ多い。だが、木本氏は「燃油の代替策として有効性は高い」と強調し、来春までの実用化を目指している。
 木本氏は元日本文理大教授で、電気自動車の性能を公道で競う「四国EVラリー」で軽自動車部門八連覇の実績を持つ。
 改良電池は重さ約六十キロ、出力は約七・五キロワット。二百ボルトの家庭用コンセントから五時間で充電でき、深夜料金であれば費用は四十円程度という。
 今月実施した別府湾内での試験では、小型漁船(〇・五トン)をモーターで動かし、平均十五ノットで一時間航行できることを確認。今後、実用レベルの約三十キロワットを出せる電池と省電力モーターを開発する計画だ。

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