大銀経済経営研究所や県産業創造機構、大分信用金庫が二十六日に発表した景況意識調査によると、県内企業の業況判断は七・四半期連続して悪化し、一九七七年の調査開始以来の最悪を記録した。「悪くなった」と回答した企業が全体の67・8%を占め、二六・四半期(六年半)ぶりに60%を超えた。
調査は今期(七―九月)実績見込みと来期(十―十二月)見通しについて、県内に事業所を構える三百十二社から八月十八日時点で回答を得た。
「良くなった」とする企業割合から「悪くなった」とする割合を引いた今期の業況判断BSIは、前四半期(四―六月)に比べ9・6ポイント悪化のマイナス六五・六で、過去最悪だった〇二年一―三月(マイナス六五・一)を下回った。七業種中、運輸を除く六業種(建設や製造、卸・小売り、金融・不動産、鉱業、サービス)で悪化。すべての業種でマイナス五〇を下回った。
来期の業況判断は3・0ポイント改善のマイナス六二・六の見通し。
製造業の経営上の問題点では原材料仕入れ価格の高騰が46・8%で、五・四半期連続のトップ。以下売り上げ不振(33・0%)、販売受注単価の低下(10・1%)―の順。今後の個人消費について「減っていくと思う」が83・7%で、かなり厳しい見方をしている。
沓掛正幸同研究所社長は「九〇年代後半の金融不安や、二〇〇〇年初めごろのITバブル崩壊の時とは一概に比較はできない。しかし、先行きの見通しが見えない点で、中小企業はかなり深刻に受け止めているのではないか」と話した。
[PR]セントラル短資FX
※無断転載を禁じます。 当ホームページに掲載の記事、写真等の著作権は大分合同新聞社または、情報提供した各新聞社に帰属します。
Copyright (c) 2008 OITA GODO SHIMBUNSHA