大分市は、十一月八日に行う職員採用試験を点字でも受験できるようにし、視覚障害者にも市職員への門戸を開く。同市によると、職員採用試験に点字試験を導入するのは、県内の自治体では初めて。
同市の採用試験の受験資格には、これまで「活字印刷物による出題に対応できる人」と明記されており、これを満たせない視覚障害者は受験できなかった。市は今回、視覚障害者も受験できるよう、試験問題をすべて点字に翻訳し、点字による問題も用意。視覚障害がある受験者は点字タイプライターなどで解答を記入する。
今回、点字試験が行われるのは、高校卒業程度の学力が求められる「事務職[3]種」。点字試験は一般の受験者とは別の部屋で行われ、試験時間は一般試験の一・五倍(百八十分)。「事務職[3]種」の採用枠は五人で、視覚障害者が採用されれば、市福祉事務所での相談業務や書類の点字翻訳などを担当する。
県盲人協会の吉野英明会長は「視覚障害者の活躍の場が増え、いいことだと思う。庁舎内で移動しやすい環境整備や、音声が出るパソコンを用意するなど、採用後のサポートにも期待している」と話した。
市によると、九州では、福岡市や北九州市、長崎市などが既に点字試験を実施している。
点字試験に関する問い合わせは市人事課(TEL097・537・5604)。
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