提供を受けた足踏みミシンを修理し、アジアの人々に贈る活動をしているメンバー
大分高専の学生が、使われなくなった足踏みミシンを回収、修理してアジアの人々の就労支援に役立てる活動に励んでいる。これまで5年間に100台以上をタイに送った。本年度からはインドネシアに送る計画で、年内にも20台を送り出す。ボランティアに取り組む学生16人のうち15人が女性で、手を真っ黒にして修理している。
「足踏みミシンボランティア」の名称で先輩から後輩へと受け継がれている。本年度は一―五年の学生十六人が毎週木曜日の放課後に集まって作業をしている。
市民から提供を受けたミシンを分解して部品を磨き、再び組み立てて調整する。リーダーの三浦望さん(18)=四年=は「中学時代からボランティアに興味があった。結構楽しい」と話す。
活動は二〇〇三年、県青年国際交流機構のタイ国支援事業への協力活動としてスタートした。〇七年以降は同校独自の活動として継続している。これまでに約百七十台を修理。このうち百二十三台を学生(延べ九人)がタイを訪問して渡したり、船便で送ったりした。
〇六年と〇七年に同国を訪れた小石麻祐子さん(18)=四年=は「村のHIV感染者が、わたしたちの修理したミシンを使って生計を立てていた。ミシンで縫製作業する姿を見て感動した」と話す。
本年度は、同校と教育交流が盛んなインドネシアに船便で送る予定。
修理作業を支援している技術職員の岩本光弘さんは「学生が直接ミシンを届けるのは大変有意義だが、旅費などの面で学生には厳しい面もある」。同ボランティア活動の”卒業生”でもある中道つかさ技術職員は「誇りの持てる活動なので長く続けてほしい」と、後輩たちにエールを送る。
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