マグロやミカンなど津久見の一次産品や加工品のブランド化を目指す「つく実や」の設立準備をする地元の有志ら
津久見市の地域資源を活用したまちづくり会社「つく実や」(大野慎二社長)の設立準備が進んでいる。地元有力企業の出資を受け、ミカンとマグロを中心に厳選した一次産品と加工品を店舗、インターネットの双方で販売。ブランド化を図ることで地場の産業振興を目指している。
津久見商工会議所青年部で地域活性化を考えてきた有志六人が「地元の産品に付加価値を付けて、それにふさわしい価格で販売しよう」と提案。戸高鉱業社や古手川産業など地元の賛同を受け、資本金千七百万円で十一月から営業を始める予定。
市内の生産者団体や加工業者などから高品質のものを仕入れ、主に進物・贈答用に販売する。当初はインターネットによる販売が中心だが、市出身者や市内の学校卒業者、企業勤務者にも商品カタログやダイレクトメールで売り込む。実店舗は市内千怒の国道217号沿いに喫茶を兼ねて出店する。
インターネット販売は、小規模菓子店向け包装資材の通信販売で約四億円を売り上げるタイセイのノウハウを活用。極力在庫を持たない経営でロスを少なくし、開業二年目で売上高一億円と、最終利益の黒字化を図る。
大野社長は「本質的な良さを理解する人、精神的な満足を追求する人がターゲット。既存販売業者と競合しない戦略を実践する。津久見の地域資源を関アジ・関サバのようなブランドにしたい」と目標を掲げる。
津久見の取り組みについて、鎌田沢一郎日本銀行大分支店長は「インターネットを利用したお取り寄せ市場が拡大しており、時宜を得た企画。ホームページを検索した際、いかに目につくかが勝負。津久見出身者へのアピールの成否も鍵を握る」と話している。
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