二〇〇八年度教員採用試験で改ざんなどの不正のあおりで不合格となり、「救済採用」される二十二人のうち、十九人は〇九年度教員採用試験の一次試験に合格。試験なしで救済されるため、全員が二次を欠席し、競争倍率は下がった。一方で、救済が早く決まっていれば、欠席した人の代わりに別の受験者が二次に進めたことにもなる。〇八年度試験の不正が〇九年度試験にも影を落とした格好だ。
〇九年度試験の一次は七月十九、二十の両日に実施され、八月十四日に合格発表があった。合格者数は県教委の内規で採用予定者(計百二十七人)の三倍程度とされ、今回は計三百九十七人が二次に進んだ。
二次は今月十六―十九日に実施。県教委は救済対象者への通知を今月九日から始め、十二日に二十二人を確定させた。一次に合格していた対象者十九人は二次を辞退。全体では「例年より多い」(県教委)、計二十一人が欠席した。
その結果、二次の競争倍率(障害者・社会人選考除く)は三・一七倍から三・〇〇倍に下がり、受験者にとっては狭き門が少しだけ広がった。小学校教員試験では十二人が欠席したことから、三・〇四倍が二・七七倍に下がり、影響は小さくなかった。
一方、救済対象者が早く決まっていれば欠席した対象者の分だけ、別の受験者が一次を通過し、最後の難関に挑戦できたことにもなる。
県教委も〇九年度試験への不正の影響について「否定できない」と認めるが、既に二次試験は終わり、不正の影響を是正する方法はないという。
合格発表は十月二十一日の予定。
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