二十四日に発足した麻生内閣。県民からは「選挙の洗礼を受けずに三代も続けて首相が代わるのは問題」と否定的な意見もあり、不景気を反映してか「国民生活に目を向けた政治をしてほしい」と望む声が相次いだ。
別府市の自営業、福田哲夫さん(61)は「自民党のための“選挙対策内閣”。特に期待していない」と冷ややか。大分市の自営業、林信一郎さん(71)も「今度の選挙で民主党政権に代わる可能性もあり、大きな期待は寄せられない」。
大分市の実家に帰省中の小手川総一郎さん(33)=横浜市、会社員=は「首相をはじめ二世、三世議員が目立ち、庶民の感覚が分かるのだろうか」と指摘。「代わり映えしない顔触れだが、辞任が相次いだ農水相に就いた石破茂氏には注目したい」と続けた。
「短命政権になるだろうが、同じ女性の立場から小渕優子少子化担当相に期待したい」という大分市の団体職員、北原真梨子さん(28)は「今の社会は、お母さんが悩んで子どもに手をかけてしまう時代。生活必需品の値上げ、年金、医療、福祉など不安な要素がいっぱい。生活に密着した政治をしてほしい」と要望する。
麻生太郎首相や舛添要一厚労相は後期高齢者医療制度の抜本的な見直しを表明しているが、別府市のケアマネジャー、堀洋子さん(58)は「修正のレベルではなく一から見直して。介護や医療現場の声に耳を傾けてほしい」と強調した。
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