民主党県連事務所で開かれた常任幹事会=19日午後
民主党県連(吉良州司代表)は十九日、大分市内で常任幹事会を開き、次期衆院選の大分2区で独自候補の擁立を見送ることを決めた。2区には社民党が幹事長で党県連合代表の重野安正氏(比例九州)の擁立を決めており、政権交代のため、野党間の選挙協力を重視する民主党本部の方針を尊重した。
前回(二〇〇五年)の衆院選では、選挙協力の証しとして県内の各選挙区で両党が互いの候補者を県組織レベルで推薦し合った。解散した場合の対応については「協力の仕方も含めていろいろな選択肢がある」として結論を先送りした。
社民党県連合は二十一日に支部代表者会議を開く予定で、協議の行方などを見て判断するとみられる。
2区の対応について民主党県連はこれまで、選挙協力を重視する党本部の方針を尊重する一方で、「(選挙協力が)国民、県民のためにならなければ思い切って独自の道を歩む」と、“勝てる候補”の擁立を目指す姿勢も示してきた。
今回の方針決定の理由について吉良代表は「『何が何でも政権交代を実現する』という小沢一郎代表の強い意向があり、野党協力を優先した」と説明した。
民主党は県内が現行の三小選挙区制になった〇三年衆院選以降、2区に三回連続で候補を擁立しないことになる。吉良代表は「民主党を中心とした政権の実現を望む支持者には、党の候補への投票機会を提供できないことになる。申し訳ない」と陳謝した。
民主党県連の決定を受け、社民党県連合の久原和弘幹事長は「両党が一体となって戦っていくためにはありがたいこと。こちらも一体となって戦えるよう(協力構築に向けて)協議を尽くしたい」と述べた。
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