地域住民らが力を合わせて長さ9メートルの大たいまつを竹で突き上げながら垂直に起こした=国東市国見町赤根の古幡社境内
国東市国見町赤根の古幡社で十日夜、同地区に二百年以上前から伝わる「善神王(ぜんじょう)祭」(市指定無形民俗文化財)があった。長さ約九メートル、重さ約一・五トンの大たいまつを地域住民らが総力を挙げて垂直に起こす火祭りで、たいまつの明かりで照らされた境内で神楽や神踊りを舞い、無病息災や五穀豊穣(ほうじょう)を祈った。
赤根公民館での神事の後、ご神体が古幡社に入ると、市内や福岡県など県内外から訪れた約百五十人が見守る中、大たいまつ立てが始まった。
斜めに寝かせたたいまつに火を付け、地域住民や見物していた人も参加し、竹の棒でたいまつを突き、掛け声を掛けながら少しずつ起こした。徐々に高くなると観客から「もう少し!」「頑張れ!」などの声援が送られ、垂直になると同時に大きな拍手がわき起こった。
赤根善神王祭保存会の大石勝也代表は「担い手が少なくなる中、ことしは一度たいまつが倒れるハプニングもあったが、しっかりと立てることができた」と話した。
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