国体参加者らに「大分の竹」をアピールするためJR大分駅に置かれたオブジェ
竹で大分を売り込もう―。県は大分国体・全国障害者スポーツ大会を含む九月から三カ月間に「おおいた竹ものがたり」と銘打った観光PRを展開する。竹の灯籠(とうろう)や大型オブジェを宿泊施設などに展示して来県者を迎える。今月中旬に福岡市中心部で竹をモチーフにしたイベントを開くほか、十一月に県内各地である竹イベントを中心に県内への誘客を促す狙いだ。
十八市町村や観光関係団体をまとめる社団法人ツーリズムおおいたと連携して事業展開する。全国に誇る竹材生産実績や竹工芸文化を生かした「大分竹ブランド」の確立を狙っている。
国体・障害者スポーツ両大会関係者の宿泊施設約三百三十カ所を中心に県内の旅館、ホテルに竹灯籠や竹細工を飾り付ける。
大型オブジェは今月初めからJR大分、別府両駅や大分空港に設置している。別府竹製品協同組合(油布昌孝理事長)の竹工芸家十一人が一カ月半かけて制作した。直径二・二―二・四メートル、重さは約三十キロ。作品名の「とうえん」は「選手が闘いの場に集う(闘薗)、湯に浸り宴を楽しむ(湯宴)、大分と遠い縁を結ぶ(遠縁)を掛けた」という。
福岡市でのイベントは十二日から三日間、天神の市庁舎ふれあい広場で開催。竹灯籠五千本をともし、県内各地の食や工芸品を実演販売するほか、津久見市の扇子踊りなど伝統芸能を披露する。
十一月には一、二日の臼杵市の「うすき竹(たけ)宵(よひ)」を皮切りに、日田市の「千年あかり」(七―九日)、竹田市の「竹楽」(十四―十六日)の三大”竹イベント”が週末ごとに開催される。
一方、今秋にはJR九州が大分県への誘客キャンペーンを実施(十月から)。西日本高速道路会社はETC(自動料金収受システム)利用者を対象に、週末や祝日に県内の高速道路を定額で乗り降り自由にする周遊フリーパスを発売する。県は相乗効果による観光客増加を期待している。
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