大分県は大分国体と全国障害者スポーツ大会の競技を撮影し、インターネットで見られるようにする映像配信サービスの準備を進めている。映像制作を担当するのは主に大学生や一般のビデオボランティア。撮影技術や動画配信のノウハウを持つ人材を育てる狙いもある。映像配信用のホームページを開設。連携する県内のケーブルテレビ(CATV)局は両大会の期間中、各局の取材映像による特別番組を毎日放送する。
ボランティアの映像取材は、両大会の計五十競技のうち四十八競技程度をカバーする見通し。障害者のボランティアは主に障害者スポーツ大会をデジタルカメラで撮影する。
県デジタルネットワークセンターに加盟する十一のCATV局は地元で開催される競技を取材。特別番組を制作する。番組ではボランティアが撮った映像も紹介する予定。番組は配信ホームページでも見られるようにする。
県によると、国体の映像配信サービスは二〇〇五年の岡山国体から始まった。〇六年の兵庫、〇七年の秋田両大会はインターネット配信のみ実施。撮影や編集は専門業者が担当し、ボランティアは助手としてかかわる程度だった。
大分県は、ボランティアを活用し、CATV局と連携して取り組む。昨年、ビデオ撮影に関心がある県内の四大学・短大の学生(百九十五人)と社会人(五十五人)を募集。大学にある映像用設備を利用して撮影やパソコンソフトによる編集作業の研修を実施してきた。
事業費は約二千二百万円(過年度分も含む)。兵庫(インフラ整備を含むと約三億円)、秋田(七千万円)より大幅に抑えた。県国体・障害者スポーツ大会局は「各大学が学生ボランティアの募集や、研修会場の提供で協力してくれた。映像や編集に興味を持つ人材が育ち、国体後に地域の情報発信力が高まることも期待している」としている。
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