別府市営北浜温泉テルマスを運営する指定管理者、NPO法人「ハットウ・オンパク」が、業績不振を理由に九月末で指定管理者の辞退を申し出た。指定管理者の契約中の辞退は同市で初めて。市は十月以降テルマスを直営し、来年度からの指定管理者を募る方針で、予算案を市議会九月定例会に提案している。
市は民間の経営ノウハウを生かそうと、市営温泉の運営を指定管理者に委託。同法人はテルマスなど三カ所を任された。指定期間はいずれも二〇〇六年度からの五年間。
テルマスを市が直営していた時代の運営コストの目安は年間三千二百万円。同法人は経費削減と利用者数のアップにより、市からの指定管理料を初年度の二千九百万円から五年間で千二百万円まで減らすという計画を提示。本年度の管理料は千五百万円だった。
〇五年度の有料入浴者数は約四万三千人だったが、〇七年度は約四万五百人。同法人の野上泰生理事は「経費削減に努め一定の成果を挙げたが、計画通りにならず、今年は毎月五十万円の赤字が出ていた。市に迷惑を掛け申し訳ない」と話す。
市は直営に必要な経費として約千八百五十万円を計上。市温泉課は「配管の工夫などで大幅な経費削減を実現してくれていただけに残念」としている。
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